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(1)尾道市の特性
尾道市は、瀬戸内海に面し、古くから海運による物流の集散地(「みなとまち」)として繁栄してきました。現在は、「坂のまち」「映画のまち」「文学のまち」「尾道ラーメン」などが全国的に認知され、「観光地」として繁栄しています。また、近年は、「しまなみ海道サイクリング」が好評で、国内のみならず海外からの利用客もあり、「自転車のまち」としても大きく発展する可能性を秘めています。
(2)みなとオアシス尾道の立地環境・位置づけ
みなとオアシス尾道は、尾道水道に面して立地し、周辺には「JR尾道駅」「しまなみ交流館」「東御所緑地」「尾道ポートターミナル」「尾道駅前港湾駐車場(施設内にレンタサイクル基地あり)」「渡船乗り場」などが立地しています。上屋倉庫を含む当地区一帯は、その立地環境から、市民にとっての「まちの顔」、来訪者(一般観光客など)にとって「玄関口」となる非常に重要な地区に位置づけられます。
みなとオアシス尾道の全景
(3)検討の基本方針
みなとオアシス尾道の整備については、「尾道市の特性」「立地環境・位置づけ」「倉庫の現況」などを踏まえ、次の考え方を基本として検討します。
@「みなとまちの活性化」や「尾道市の観光振興」の起爆剤を目指す
当施設は「みなとまちの活性化」や「尾道市の観光振興」を図る上で非常に高いポテンシャルを有しており、高度な有効利用を図り、その起爆剤となることを目指します。
A市民や来訪者が憩い集う、活気ある施設となることを目指す
イベントなどの一時的な利用だけでなく、休祭日・平日・時間帯等にかかわらず、常に、市民や来訪者が憩い集う、活気ある施設となることを目指します。
B適切な改修工事により、ローコストでリニューアルを目指す
上屋は、構造安全性において庇部分に問題を有していますが、半世紀以上も前の建築物として歴史的な風情を有しており、適切な改修工事によりリニューアルを目指します。
C「サイクリングポート」として賑わいを創出することを目指す
しまなみ海道のサイクリングは世界的視野での集客が望め、今後、尾道市が重点的に取り組むべき観光振興施策と考えられます。このため、「サイクリングポート」として賑わいを創出することを目指します。
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