尾道市港湾振興課

        観光地「尾道」にふさわしい潤いのある魅力的な港湾空間の形成を目標に旅客ターミナル施設、
        港湾業務施設を中心として、総合的な開発に取り組みます。

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縄文・弥生より連綿と続く港の歴史。それは尾道の歴史。
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尾道港の歴史と沿革

千光寺 瀬戸内海の中央に位置する尾道港は背後に浄土寺、西国寺、千光寺の三山を控え、前面に尾道水道をへだてて向島と相対する往古からの天然の良港でした。西国寺
縄文、弥生の遺跡高須町の太田貝塚は原始時代すでにここに半農半漁の生活が営まれていたことを示すもので、当時の尾道港や松永湾の姿をしのばせるものがあります。

浄土寺下って616年(推古天皇の24年)聖徳太子の開基とも伝えられる浄土寺は、このころすでに尾道が港として使われていたことを示しています。また901年(延喜元年)には菅原道真公が西下の途次尾道に立ち寄られた伝説があります。

1169年(嘉応元年)に入って備後大田庄地区からの年貢米貯蔵地として船津倉敷地に申請、指定され、尾道から船で各地へ搬送されました。足利幕府の時代(1336年〜1573年)は大陸との貿易が盛んに行われ、特に和寇の根拠地であった因島、弓削、生名、佐木各島に近い関係から、対外貿易品の売買も行われ海運業者等の活躍の拠点でした。

江戸時代は鎖国により外国貿易は禁止され、外国との交流は途絶えましたが、内海の商港として南は九州、北は松前までの航路を開き北前船の寄港地として港勢は年と共に発展の一途を辿りました。
帆船の港内輻輳に伴い、港が狭隘となったので時の町奉行平山角左衛門により築港計画がたてられ、1741年(寛保元年)住吉浜を埋立て係留施設を築造して今日の港の基礎を形成しました。

その後1925年(大正14年)に尾道鉄道が市村に延びたのを契機とし、自動車交通の盛況とあいまって港勢も発展し、1927年(昭和2年)11月第2種重要港湾に指定され、同年12月開港場となり、1929年(同4年)から政府は13ヵ年の継続事業をもって改修工事に着手しましたが、中途にて計画の変更を重ね、1939年(同14年)に至って竣工しました。
その大要は鮫島以東東西御所に至る尾道水道を水深7.5メートルに凌渫し、西御所岸壁および浮桟橋等、現在の主な施設はほぼこの時完成しました。

戦時中には、港勢は衰退しましたが、幸いに戦禍をまぬがれ、商都としての伝統を有していたため、まもなく戦前の活況を取り戻しました。係留施設と港湾用地の不足から1957年(昭和32年)から新浜地区に新たに修築工事を起こし、内貿易ふ頭の整備が1971年(昭和46年)完了しました。

現在の尾道港昭和62年度に尾道糸崎ポートルネッサンス21調査地区に指定され、尾道水道のウォーターフロントに存在する老朽化し、機能の低下した港湾施設を、潤いのある港湾空間の創造を目標に、旅客ターミナル施設、港湾業務施設を中心とした尾道地区の再開発構想が策定され、現在に至っています。

尾道港年表

年 号 出来事
飛鳥・奈良時代
(645年〜782年)
616年、聖徳太子により備後の名刹浄土寺が創建されたと伝えられていますが、この事は、この頃すでに尾道が港として繁栄していたことを示しています。
また、大草履の仁王門で有名な西国寺は、730年に行基により創建されたと伝えられています。
平安時代
(782年〜1394年)
千光寺は、806年の創建とされています。
901年には、菅原道真公が九州太宰府に赴く途中尾道に立ち寄り片袖を記念に残したと伝えられ、その袖は御袖天満宮に奉られています。1169年には、尾道村を備後大田荘の倉敷地として申請、認可され尾道港が公認の港となりました。
室町時代
(1394年〜1573年)
貿易が盛んに行われ、海運業者の活躍の拠点としても活躍しました。
安土桃山時代
(1573年〜1596年)
羽柴秀吉により瀬戸尾道間に継船が置かれたという記録があります。
江戸時代
(1596年〜1868年)
西回り航路が開かれ、北前船寄港により内海の商港として発展し、1741年には、時の町奉行平山角左衛門により築港計画がたてられ住吉浜に係船施設が築造され、現在の港の基礎が形成されました。
その後、1819年には尾道〜大阪間定期船便が開設するなど、順調な推移を見ることができます。
明治時代
(1868年〜1926年)
1891年には尾道駅が開業し、福山〜尾道間に鉄道が開通、翌1892年には尾道〜糸崎間にも鉄道が開通し、これによって港も更に発展しました。
昭和以降
(1926年〜)
昭和初期、1927年に第2種重要港湾に指定され尾道糸崎港として開港、1929年には開港場の指定を受けました。 1968年には尾道大橋、1972年には尾道バイパスが完成、1988年には新幹線・新尾道駅が開業、1997年には尾道ウォーターフロントビルが完成、1999年には瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)が開通するなど、海の玄関口にふさわしい整備が進められています。 2000年12月には面目を一新する再開発が完成し、ウォーターフロントを生かした町づくりが進められています。

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